「 三体 Ⅱ 暗黒森林 」下巻 ひとひとの読んだ小説紹介!

ひとひと

ひと昔前のJpopではよく世界中が敵になっても~みたいな言い回しがよくありましたが。本当に自分以外のすべてが敵になったらどうなっちゃうんでしょうね。

今回も今回とて私が読んで紹介する作品は小説「 三体 」シリーズになります

前回は「 三体 Ⅱ 暗黒森林 」上巻を読んでつらつらと感想を書かせていただきましたが、

下巻が読み終わったので書いていこうと思います!

「 三体 Ⅱ 暗黒森林 」上巻では面壁者の羅輯(ルオ・ジー)博士が最後に宇宙に向かって呪文を放ち、冬眠に入ったところで終わります。

ずーっと、彼の恋愛模様を描いた後、最後に呪文を放って終わり!?一体全体どうなるんだってばヨと思って

すぐさま下巻をAmazonでぽちったのが約1ヶ月前になります、いや~本当に本を読み進めるのが遅いですね!

ただ、下巻は怒涛も怒涛で詰め込みすぎなんじゃないかってくらい多方面でいろんな展開が繰り広げられましたが

活字弱者の私でも楽しんで読めたのでこの記事読んでる人でもきっと楽しめるんだと思います!

過去にも「 三体 」シリーズを読んだ感想記事書いてるのでよかったらそっちも見てってください!

目次

中国SF 「 三体 Ⅱ 暗黒森林 」下巻 とは

著 者:劉 慈欣(リウ・ツーシン)
出版年:2020年
訳 者:大森 望 立原透耶 上原かおり 泊 功
発行者:早川 浩
発行所:株式会社早川書房
受賞歴:
ページ数:512P(読了時間1ヶ月弱_ひとひとの場合)
ジャンル:SF長編小説

あらすじ

太陽系に迫る三体世界の巨大艦隊に対抗する最後の希望は、四人の面壁者(ウォールフェイサー)。人類を救う秘策は智子(ソフォン)も覗き見ることができない、彼らの頭の中だけにある。面壁者のひとり、羅輯(ルオ・ジー)が考え出した起死回生の“呪文”とは? 一方、かつて宇宙軍創設に関わった章北海(ジャン・ベイハイ)もある決意を胸に三体世界に立ち向かう最新鋭の宇宙戦艦に乗り組んでいた。全世界でシリーズ累計2900万部を売り上げたベストセラー『三体』衝撃の第二部。解説/陸秋槎

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中国SF 「 三体 Ⅱ 暗黒森林 」下巻 読んでみた感想 ※軽度のネタバレあり

愚かですよ、まったくもって人間というものは愚かです。

羅輯博士が冬眠から目覚めたのは180年後の未来、約2世紀もの時間がたっていました。

180年も彼の呪文は何の結果も示さなかったのか…?僕は読んでいてそう疑問に思いましたが、

そうではないようで、呪文の結果は誰もわからなかったんです。なぜなら誰も調査をしていないから。

えぃえぃえぃ、なんでそんなことになっているんだと思ったらこれまた理由が浅はかで愚かなんです。

核融合技術のブレイクスルーが起きた未来の世界では半永久的なエネルギーを人類は獲得しました。

その結果、彼らは宇宙に自分たちの小さな惑星ともいえる宇宙艦隊を作ることに成功。

これまでにない技術と軍事力に人類は三体世界との戦争に勝利を確信するに至り、戦争なんか余裕だから

あほみたいな面壁者計画なんぞ白紙にしますわってことだったんです。

えぃえぃえぃ、愚かですよ非常にね非常に愚かしいです。

本だからねどうしてもねちょっと客観視しちゃうからどうにもこうにも愚かに見えてしまうんですよ。

これまでにない技術も軍事力も全部過去の人類との比較でしかないんですよね…

さらに彼らは智子(ソフォン)に監視されていることまで忘れてしまっている…

人間TUEEEEEE状態なので冬眠から目覚めた三体世界をいまだに危惧している昔の人間は老害扱い。

老害扱いされることがこんなにも屈辱的なことだったと初めて知りましたよ。

そこから人類は愚かに愚かを重ねて、そいつらの糞の始末をを羅輯博士一人にポイ捨てするんですよ。

ひどいったらありゃあしない…私は非常に憤りを覚えましたね。

ですがそこはやっぱり主人公の羅輯博士、非常に秀逸などんでん返しで結末へと導いてくれました!!

本当にもうとにかくもう面白いにつきます。Ⅲも出てるんですが終わり方がきれいすぎて

これで完結でいいくらい。ただ、まだ回収できてない伏線っぽいものがあるのでそれがⅢでどうなるか気になる所です

あらすじ

太陽系に迫る三体世界の巨大艦隊に対抗する最後の希望は、四人の面壁者(ウォールフェイサー)。人類を救う秘策は智子(ソフォン)も覗き見ることができない、彼らの頭の中だけにある。面壁者のひとり、羅輯(ルオ・ジー)が考え出した起死回生の“呪文”とは? 一方、かつて宇宙軍創設に関わった章北海(ジャン・ベイハイ)もある決意を胸に三体世界に立ち向かう最新鋭の宇宙戦艦に乗り組んでいた。全世界でシリーズ累計2900万部を売り上げたベストセラー『三体』衝撃の第二部。解説/陸秋槎

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ひとひと

上巻から張り巡らせた伏線という伏線を回収して
羅輯博士は見事にやってくれました。
なんだこのくだり必要ある?やっぱ必要ないじゃん意味ワカンネみたいな作品が最近多い中、余すことなくひとつひとつの話を活用できてるこの作品は本当にすごいです。

AIに聞いた!中国SF 「 三体 Ⅱ 暗黒森林 」下巻の面白いところ!※軽度のネタバレあり

ひとひと

劉 慈欣が書いた中国のSF小説 「 三体 Ⅱ 暗黒森林 」下巻 をしっていますか?

はい、『三体Ⅱ:暗黒森林』の下巻(原題:黑暗森林)も、劉 慈欣(リウ・ツーシン)の「三体」三部作の第二部にあたります。この下巻では、上巻から続く物語がクライマックスに向かって展開され、人類と三体文明の対決がより深刻化していきます。

ひとひと

では、この作品の面白いところを箇条書きで3つほど教えてくださ

『三体Ⅱ:暗黒森林』の下巻の面白いところを3つにまとめると、以下のようになります。

1. 面壁者計画のクライマックス

  • 計画の展開と驚きの戦略
    • 面壁者たちが練っていた秘密の計画が遂に明らかになり、その斬新で予想外の戦略が次々と展開されます。これにより、読者は計画の真の狙いとその実現方法に驚かされ、物語に対する興味をかき立てられます。特に、羅輯の独自の戦略がストーリーの中で重要な役割を果たします。

2. 人類の進化と技術的飛躍

  • 未来の技術と宇宙艦隊
    • 人類は三体文明に対抗するために大規模な技術的進化を遂げ、宇宙艦隊を構築します。これには新たなテクノロジーや戦略が次々と登場し、宇宙戦争の準備とその壮大なスケールが読者を魅了します。例えば、宇宙戦艦や先進的な防衛システムの描写が非常に詳細で、SFファンを引き込みます。

3. 心理的・倫理的葛藤

  • 戦争と平和の狭間
    • 三体星人との対決に備える中で、人類は多くの心理的葛藤や倫理的問題に直面します。戦争の準備に伴う犠牲や、面壁者の行動に対する信頼の問題などが複雑に絡み合い、キャラクターの深い内面描写が展開されます。特に、倫理的ジレンマ仲間との信頼関係に関するテーマが、物語に奥行きを与えています。

本作のサブタイトルにもなっている「暗黒森林理論」はなぜ人類は宇宙人に遭遇しないのかという疑問の一つの回答になります。
それは知的生命体が存在する宇宙は、まるで暗黒の森のように、他の生命体に見つかること自体が致命的な危険を伴う場所であるとされています。

知的生命体が宇宙でお互いに潜在的な脅威とみなし、自己保存のために見つけ次第攻撃するという理論です。このため、知的生命体は自らの存在を隠し、コミュニケーションを取らず、ひたすら生存を図ることになります。

ひとひと

いいね!この理論が博士の宇宙社会学のベースでいて彼の面壁者計画の要だったんよね。そして呪文の答えでもあったと。
最後のこの展開には興奮を覚えましたよ。

あらすじ

太陽系に迫る三体世界の巨大艦隊に対抗する最後の希望は、四人の面壁者(ウォールフェイサー)。人類を救う秘策は智子(ソフォン)も覗き見ることができない、彼らの頭の中だけにある。面壁者のひとり、羅輯(ルオ・ジー)が考え出した起死回生の“呪文”とは? 一方、かつて宇宙軍創設に関わった章北海(ジャン・ベイハイ)もある決意を胸に三体世界に立ち向かう最新鋭の宇宙戦艦に乗り組んでいた。全世界でシリーズ累計2900万部を売り上げたベストセラー『三体』衝撃の第二部。解説/陸秋槎

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中国SF 「 三体 Ⅱ 暗黒森林 」下巻 おわりに

中国で三部作2100万部以上を突破!アジア&翻訳もの初のヒューゴー賞受賞!

「 三体 」シリーズ「 三体 Ⅱ 暗黒森林 」下巻の紹介でした!

いやあ、素晴らしかったです。人類が愚かすぎて紆余曲折ありましたが、

羅輯博士の物語は無事ハッピーエンドを迎えることができて僕は非常にうれしいです。

終わりがきれいすぎてこの後の展開どうするんだと思いつつちょっと満足してしまっていてⅢを読むかどうか迷っております。

この記事観てⅢすでに読んでる方がいたらぜひぜひコメントか何かで読むべき理由教えていただけたら嬉しいです。

本作の「 三体 Ⅱ 暗黒森林 」は「 三体 」シリーズの中でも一番面白いとの評価を受けているそうなので

Ⅰを読んだ方はせめてほんとにお願いなのでⅡの終わりまでは読んでいただきたいです。

私はすでに「 三体 」シリーズとは関係ない何ならSFじゃない本を読んでおりますw

私の「 三体 」はひとまず完結ということで、次回は小田 雅久仁 作 「 禍 」を紹介予定です!

以上、現代中国最大の衝撃作「 三体 Ⅱ 暗黒森林 」下巻の紹介でした!

あらすじ

太陽系に迫る三体世界の巨大艦隊に対抗する最後の希望は、四人の面壁者(ウォールフェイサー)。人類を救う秘策は智子(ソフォン)も覗き見ることができない、彼らの頭の中だけにある。面壁者のひとり、羅輯(ルオ・ジー)が考え出した起死回生の“呪文”とは? 一方、かつて宇宙軍創設に関わった章北海(ジャン・ベイハイ)もある決意を胸に三体世界に立ち向かう最新鋭の宇宙戦艦に乗り組んでいた。全世界でシリーズ累計2900万部を売り上げたベストセラー『三体』衝撃の第二部。解説/陸秋槎

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