あまり小説を読まないひとひとの読んだ小説紹介！「 ボッコちゃん 」

今回読んで小説は、星　新一さんの短編集「 ボッコちゃん 」です。

こちらは星　新一さんが自ら選んだ作品が収録されている自選短編集だそうで、

新潮社から発行されたものからそうでない他社に発行されたものまで

いろいろな短編集の作品の中から選んで”五十編”もの作品が収録されています。

この短編集の特徴の一つとして、星　新一さん自選ならではの初期の作品が多いという点だそう。

そのため、作者の星　新一さんにとってとても愛着の深い物ばかりで彼の小説を初めて読むなら

まちがいなく、この短編集がいいでしょう。

そんな星　新一さんの魅力が詰まった作品を紹介させていただきますんでよかったら読んでってください

他にもSF小説紹介してますのでよかったらそちらもどうぞ！

ショートショート「 ボッコちゃん 」とは

著　者：星 新一
出版年：1971年
発行者：佐藤 隆信
発行所：株式会社新潮社
ページ数：352P（読了時間1週間_ひとひとの場合）
ジャンル：ショートショート

ショートショート「 ボッコちゃん 」読んでみた感想

第1に読みやすい、第2に読みやすい、第3に読みやすいです。言い換えると読みやすい&読みやすい&読みやすいです。

というのもこの「 ボッコちゃん 」というのはとても短い短編を”五十編”も収録している

いわゆる”ショートショート”というもので、星　新一さんが開拓した小説の一分野になります。

これは、ぼくみたいにお話は好きだけど、小説を読むのは疲れるとか、活字苦手、みたいな方たちに

とってもおすすめです。なんせ一つのお話に長くても10ページほどで終わってしまうので、するすると、

いくつものお話が楽しめちゃうんです！表題の「 ボッコちゃん 」も5ページちょっと非常に短いながらも

落ちがとても秀逸で話を理解するとゾっとするようなオチがまっています。

そのほかにもたくさん短いながらもはなしのオチが秀逸なものがたくさんあって僕を飽きさせませんでした。

さすがにこんなに短く50編もあると似たり寄ったりな話もいくつか出てきますが、

そこはオチが違うのでバリエーションに富んで楽しいです。

SF的な内容からファンタジーっぽい内容までいろんなタイプのお話がつまってます！

AIに聞いた！ショートショート「 ボッコちゃん 」の面白いところ！

1.ユニークな発想
星新一の物語は、普段私たちが目にすることのない奇想天外なアイデアに基づいています。
例えば、未来や異世界の技術、時間旅行、人工知能など、科学的な背景を持ちながらも、
その設定を通じて人間性や社会の本質を探っています。このように、
読者の日常とは異なる環境や状況を想像させることで、新しい視点から物事を考えるきっかけを提供します。

2.ユーモアと諷刺について
星新一は、物語を通じて現代社会の様々な側面を風刺します。
彼の作品には、科学技術の進歩がもたらす矛盾や、人間の欲望と愚かさを描いたものが多く、読者に笑いを提供する一方で、社会への批評も込められています。このバランスのとれた表現が、単なる娯楽を超えた深いメッセージを読者に伝えます。

3.人間ドラマについて
SFの枠を超えた人間ドラマの描写は、星新一作品の核となっています。
技術や未来の設定もさることながら、登場人物たちの心情や人間関係が細やかに描かれており、読者は彼らの喜び、悲しみ、苦悩に共感します。これにより、星新一の物語は、テクノロジーの発展によって変化するかもしれない未来の人間模様を、温かく、時には切なく描き出しています。

ショートショート「 ボッコちゃん 」おわりに

星　新一さんの自選短編集「 ボッコちゃん 」はSFのジャンルにとどまらず、

幅広い読者に楽しめる内容が含まれてると思います ！それこそ老若男女に！

たくさんの情報や娯楽が溢れている中、このショートショートはむしろ現代社会に適したジャンルなのかもしれません

一つ一つの作品が非常に読みやすく、SF苦手だったり興味がないってかたでも刺さる作品が一つはありそうです！

なんせ五十編も収録されてますからね。

小学校時代、星　新一さんの作品はいくつか読んでましたが「 ボッコちゃん 」は初めてだったので、

今後、星　新一さんの作品を改めて読んでいこうと思います！

小説興味あるけど集中力が続かないとか長いと読めないとかって方はぜひ

星　新一さんのショートショート手に取って読んでみてください！

すでに星　新一さんのファンだって方は是非ともご感想頂けると嬉しいです！